こんにちは!
ライフスタイルコーディネーターの松浦ゆかです。
2018年3月3日、品川区の小中一貫校、八潮学園にて、「しながわドリームジョブ」という企画でお仕事についての授業をしてきました。
しながわドリームジョブとは?
お話をいただいたときは「講演会」だと思っていたのですが、よくよく聞いてみると、どうやら「しながわドリームジョブ」という行事が学校で行われるらしい。
頂いた資料には、このような説明がありました。
この度、本校にて、6・7年の児童生徒を対象としたキャリア教育の一環として、市民科授業「しながわドリームジョブ」を行うことといたしました。
この授業は、児童生徒が、様々なご職業に就かれている方々のお話を直接お聞きして自分の将来を考えたり、働くことの意味を理解したりしながら、望ましい職業観と自己実現に向けた将来への希望や目標をもてるようにすることをねらっております。
なるほど!わたし以外にも何人かの「ゲストティーチャー」のお話を聞いて、将来のお仕事を決める基準にしていくのね。
授業のテーマは「お仕事」。
わたしは「個人で生きる働き方」をテーマにお話しました。
複数人いるゲストティーチャー。
わたしにわざわざお話をいただいたってことは、「いわゆる普通」とは違った働き方をお話してもいいのね?と思い、テーマを「個人で生きる働き方」にしました。
(今思えば、参加者は小学校6年生と、中学1年生。
もっと簡単な言葉にすればよかった…とちょっぴり反省しております。)
他のゲストティーチャーはきっと、雇用されている方が多いのだろうな~と思い、違う視点で資料を作成。
わたしが今、メインで抱えている「Web集客コンサルタント」としてのお仕事と、「ライフスタイルコーディネーター」としてのお仕事について解説しつつ、日々やっていることを説明しました。
「基本的にはPCひとつでお仕事できますが、たまにスマホひとつでお仕事終わっちゃうときもあるんですよ~」との言葉に、みんなポカン。笑
そうだよね、あまりにも予想外な働き方でびっくりするよね。
▼このスライドを休憩時間にもあえて出しっぱなしにしていたら、凝視する子多数でした。
起業って、すごい人じゃないんとできないんでしょ?と思っていました。
25歳からの経歴や、今の仕事内容を話すと「優秀なんですね」「元々すごかったんでしょ?」とよく言われますので、この日はわたしの小学校、中学校時代のお話からさせたいただきました。
わたしは小学校時代から、友達と遊ぶより本が好き。
図書室で本をたくさん借りて家に帰って、読んでいたら気づけば日が落ちていた!なんてことも。
人との接し方があまり上手ではなくて、クラスメイトから嫌われ、孤立していました。
中学校時代は吹奏楽部に入ってトランペットに打ち込んではいましたが、がり勉だったのもあって、どちらの時代も、比較的お友達を作ることがあまり得意ではありませんでした。
そしてやっぱり、クラスからは孤立していました。笑
ものすごーーく勉強を頑張って挑んだ高校受験に失敗し、そこからは勉強も、友達を作ることも諦め、無気力に生きる日々。
とにかく田舎が嫌いで、学校が嫌いで、「早くこんなところ、出ていきたい!」って、いつも思っていました。
高校卒業後、イギリスへ留学したはいいものの、それも挫折して1年半で帰国。
就職先なんてもちろんなくて、苦戦の末に派遣社員。さらにそれさえも、たった半年で辞めてしまう…。
書けば書くほど、むなしくなるような人生だったんです。
そして、24歳の冬。
大好きだったおじいちゃんの突然死に、「人生って終わりがあるんだ」と初めて、認識しました。
そこからわたしは、真剣に、「どう生きたら後悔しないだろう?」と考え出したのです。
挫折挫折だったわたしの人生が変わったのは、起業をしたこと。
「もう、人生に後悔したくない!」そう思ったわたしは、「好きなことで生きていきたい」と思うようになりました。
そして、好きなことってなんだろう?と、とにかく書き出してみました。
そしてさらに、「それが叶うお仕事って何があるかな?」と考えてみました。
そして、いくつかやってみました。
英会話の講師、塾の講師、エステティシャン…。
やってみて、気づいたのです。
そうして得た答えが、「個人で生きる働き方」でした。
これを、今の世の中では「起業」と言うことが多いので、わたしも、起業と言っています。
だけど、わたしは何か特別に「会社をつくりたい」とか「社会を変えたい」とか思って起業をしたわけではありません。
好きなことで、自由に生きる働き方が、今の日本には「起業」というスタイルしかなかっただけなのです。
起業をすることを決めるまで、わたしは、「わたしの人生、終わった」と思っていました。
25歳で、一度も定職に就いたことがなくて、高卒で、特別な資格もなくて。
日本の企業に属せる要素が、ひとつもなかったのです。
「今から就職もできないし、できたとしてもきっと安月給だし…」
「しかも、決められたことを毎日やるのが苦痛でOLやめたのに、これから一生できるとは思えない…」
4畳半の、木造のワンルームで。電車が来たらゆれるその部屋で。
毎日、めそめそ泣き暮らす日々でした。
だからね、知っててほしいんです。
子どもたちに、「起業という働き方があるんだよ」って。
「自分の力で稼いでいくことってできるんだよ」って。
わたしは、起業が正解だとは思っていません。
全員が全員、すればいいとも思っていません。
ただ、選択肢の一つとして、知っていてほしい。
知っているだけで、人生の方向性って無限に広がると思うのです。
参加した児童、生徒さんたちからはこんな質問がありました
好きなことがわかりません。どうしたら見つかりますか?
これ、大人からもたくさんいただく質問です。
まずは、どんなときに自分はワクワクしているかな?を考えること。
アニメを見ている時、友達をおしゃべりしている時、サッカーをしている時、ギターを弾いている時、お料理している時…。
楽しいな、これをずっとやっていたいな、と思うことを書き出してみましょう。
考えるだけでは浮かばなくても、書き出すと脳が勝手に「好きなこと」を探すようになってくれます。
これについてはこちらの記事もオススメ▼
「○○」を頑張るとビジネスはびっくりするほど飛躍する♡
今読んだ方がいい本ってありますか?
もし、わたしの話を聞いてワクワクしたのなら、この本がオススメです。
ちなみにわたしは、「3」がいちばん好き。笑
学校の図書室にもありそうですし、図書館にはきっとあるはずなので、ぜひ読んでみてください!
わたしの働き方に興味がなくても、生きることが楽しくなるはずです。
どうしてそんなに話すのが上手なんですか?
予想外な質問でびっくりしました!笑
実はわたし、人前で話すのがとっても苦手だったんです。
だけど、できるようになりたいな~と思って、いろいろと研究しました。
具体的には、お笑い番組で勉強しました。
「アメトーーク」とか「すべらない話」とか「M-1」とか…。
いろんなお笑い番組がありますよね。
その中で、おもしろい芸人さんと、おもしろくない芸人さんがいます。
おもしろい芸人さんがいたら、「どうしてこの人はこんなにおもしろいんだろう?」
おもしろくない芸人さんがいても、「どうしてこの人はこんなにおもしろくないんだろう?」と、それぞれの話し方を書き出してみたりしていました。
そうして、おもしろい芸人さんの話し方をマネすることで、今の話し方ができるようになりました。
いちばん参考にしたのは「すべらない話」です。笑
お休みってどれくらいありますか?1日どれくらい働いていますか?
これは、「好きなこと」で働く上で一番難しい質問ですね。笑
人と会ったり、コンサルをしたり、セミナーをしたりしているのは1週間で1日くらいです。1日もない週もあります。
資料作成や、事務的な仕事は2~3日に1度、2時間ほどでまとめてやってしまっています。
そう考えると、ほっとんど働いていません。お休みは週5~6日あります。
ただ、難しいのが、わたしは本を読むのが好きで、何もすることがないときは基本的に本を読んでいます。
そして、その知識を生かしてサービスをつくったり、コンサルをしたり、セミナーをしたりしているので、そう考えるとすごい時間働いていることになりますね。笑
ブログもSNSも、ほぼ毎日書いていますが、これも好きでやっているのですが、仕事にも繋がっています。
それらをすべて入れると、週7日働いて1日13時間以上働いていることになるので、スーパーブラック企業です。笑
好きなことをして、それが仕事になっているので、「仕事の時間」という基準があいまいになるんですね。
働いている気になっていないので、幸せが多いです♡笑
起業をするのに必要な勉強ってありますか?
どんな起業をしたいのかによって、必要な勉強は変わってくると思います。
ですが、学校の勉強で、特別に必要なものはありません。
そういうと、「じゃあ、勉強しなくてもいいの?」と言うとちょっと違います。
学校の勉強って、基本的に「記憶能力」を高めてくれるんです。
わたしたちの脳は筋肉と一緒なので、記憶力もトレーニングによって鍛えることができます。
いつか、好きなことが見つかって、その好きなことの勉強が必要な時。その記憶力が役に立ちます。
新しく覚えることって言うのは、人生において山ほどありますから。
筋トレをすると、筋肉がつきますよね。
学校の勉強はそれと似ているとわたしは考えています。
わたしは暗記が得意で、人の名前を覚えるのも得意なのですが、それは中学生の時にがり勉だったのが影響しているんじゃないかな~と考えています。
たくさん勉強をして脳を鍛えていたので、記憶能力が高くなったんだと思います。
小中学校での授業、とってもとっても楽しかったです!
今回、かねてからの夢だった「学校講演」が叶いました。
多くの方はこれからも就職への道を進むのかもしれない。
だけど、いつか将来で悩んだときに、「ああ、そういえばドリームジョブの授業で好きなことで起業してる人がいたな~」って思い出してもらえたら嬉しいです。
いい大学に入れなくても、いい会社に就職できなくても、人生の可能性は無限に広がっているのです。
今回、わたしみたいなアウトローの登壇も快く受け入れてくださった八潮学園のみなさま、そして川地先生。
本当に、素敵な機会をありがとうございました!
子どもたちからの感想も届くそうなので、たのしみです。
<学校関係のみなさまへ>
松浦への学校講演、授業などの依頼は喜んでお受けいたします。小中学校、高校、大学、どの学生への講演も歓迎しております。
お問い合わせはこちらのフォーム、もしくは弊社事務局へメール(yucamatsuura@gmail.com)にてご連絡いただければ幸いです。
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